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恐怖新聞 5th シーズンス
#04:あいのり温泉
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act.07 





























~最 終 章~
































ここで休憩をすることに。










我々は全然見る事はできなかったが二人が言うのだ、、、、確かに居たのであろう。








タバコを吸いながら我々は遠巻きにあいのり温泉を見つめる。







「ここまでヤバいとは思わなかったよ」



と、tonkyさん。




ALEXは動き過ぎか、ぐったりと座り込んでいる。






「久し振りに見たぞ、あんなはっきりした霊」







TONKYさんがさらに続けた。









「2階から1階に戻った時もスゲェ嫌な感じがしてたし」











やはりここは非常に危険な場所らしい。










「、、、S級ですか?」








「S、、うーん、、、Aクラスかなぁ。まぁ、どっちにしてもヤバイ」










顔を見合わせる我々。












それから青森の心霊スポットの話が始まり、地理観の薄い我々二人は取り残された。





TONKYさんとケンチャンは心霊スポットの話で盛り上がっている。






再度突入の気配はない。







( ここまで来てこれで終りなのか??)





私は心の中で自問自答した。






しかし、、、、TONKYさんとケンチャンは限界のようである。






「ALEX、もう一回突入するか」
















「チョット、アナタ イッテキナサイヨ〜!!」


















「カイヤかよ!!!















つーか一人だと恐いだろ!!」








だがこのまま帰る訳にはいかない。











しばらく考えた後、









「ちょっとマグライト貸して」











ALEXから強力なマグライトを借りると私は再度旧館方面に近付いていく。













しかし恐いからあまり近付かないように。












写真を撮りながら辺りを伺う。














先ほど侵入した旧館への入口とは別に、更に違う道がある。













そちらに近付いて行って見ると車庫らしき建物が見える。











そこから旧館へと渡り廊下が続いている。














私はバシバシ写真を撮っていると突然!!!





































ゴォォォォォォン!!!!!!!!
























それはあいのり温泉の方、ちょうど我々が突入しようとしていた方向から聞こえて来た。










トタンを思いきり叩いた音も聞こえる。









大きくはっきりとその音は私の耳に届いた。











聞こえた瞬間の私の心境。



















『なに??






























なんか怒ってる??』




























そして、私の頭の中では


















































「やばい,ヤバイ,やばい,ヤバイ,やばい,ヤバイ,やばい,ヤバイ,やばい,ヤバイ,やばい,ヤバイ,やばいヤバイ,やばいヤバイ,やばいヤバイ,やばいヤバイ,やばいヤバイ,やばいヤバイ,やばいヤバイ,やばいヤバイ,やばいヤバイ,やばいヤバイ,やばいヤバイ,やばいヤバイ,やばいヤバイ,やばいヤバイ,やばいヤバイ,やばいヤバイ,やばいヤバイ,やばいヤバイ,やばいヤバイ,やばいヤバイ,やばいヤバイ,やばいヤバイ,やばいヤバイ,やばいヤバイ,やばいヤバイ,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい,やばいヤバイやばい . . . . . . . .






























































YA・BA・I  

















































この間、0.5秒




















次の瞬間には猛ダッシュ
























慌てて駐車場に逃げ帰った。














「なんか凄い音したけどどうしたの??」











聞こえたにも関わらず冷静なTONKYさん。














「なんか旧館の方から音がしましたよ!!」















「え??どうかしたの??」

















「だから凄い音がしたっつーの」




















「んでビデオは??音は取ったのか??」

















「いやカメラだけだったからな」

















「アナタ、チャントヤリナサイヨ〜!!」













「お前もやれよ!!!」













「よし!FANCYの次は総帥が根性見せる番だな」
















「えっ、、えぇ〜っと、、、総帥さぁぁ〜ん、、、






























5番にお電話が入っておりまぁぁ〜す」














「、、、、、、」














「あ、、、あれぇ〜??


















総帥さぁぁ〜〜ん、いらっしゃいますかぁ〜?

























「、、、、、、」




















「あ、、あれ??












ぼ、、僕ですか??」














「他に誰がいるのかな??」
































「 痛い 痛い 痛い 痛い! 視線が痛いよ












などと会話しているとふいにあいのり温泉を眺めている女性の姿が。













我々はライトで女性の方を照らしてみる。














「あれって??奥さんですか??」











「え??まさか」













「いや、そうだけど。あんなとこで何をやってんだ??」












TONKYさんは奥さんに駆け寄りなにやらお話を。











「よし俺らももう一回行くか!!」













そう言ってALEXは立ち上がった。















「俺ら??ALEXだけじゃないのか??」










「行くぞー!!!」












と意気込みだけはいいが、中にまでは侵入出来ない。














遠くからパシャリパシャリと撮っている。








こんなサイコクラッシャーが今までにあっただろうか??











しかし私も恐さの余り震えが止まらない。










「寒いからじゃないのか??」










意外に冷静な答えのALEX。











その間にTONKYさん達と合流。











しかし奥さんは我々の所で止まらずにスタスタと旧館入口の方に。










「そっちは危ないですよー」





「危険ですよー」









我々の警告も聞かずに行ってしまった。





数分後。






何事もなかったかのように帰って来る。









「強い、強すぎる」




「今回一番強いのは奥さんだな」







その奥さんの行動に触発されたのかALEXも突入を決意したようだ。








ALEXと私も再び突入してみることに。







しかしここで私が持っていたビデオカメラに異変が起きた。








録画しているのであるがさっぱり映らない。







暗いせいかと思ったが光りすら差し込まないほどの暗闇しか映らないのである。








「なんか映らないのだけどこれはもしかして写すなってことか??」










「幾ら技術が進んで便利になっても


















星の光で撮影出来ても



















赤外線を当てて撮影出来ても、






















ハイスピードを撮影出来ても、






























レンズカバーは外すモンだ」















どうやらカバーを取り忘れていたようだ。


















「フッ、、、、、








































知ってたさ」


















改めて旧館入口に突入。






川沿いのせいなのか、いやそれを引いたとしてもあまりにも気温が下がり過ぎている。





近付くにつれてグッと寒くなる。





「そっちにもう一つ道があるんだが行ってみるか??」





「どこにあるんだ??」






「そこの石段の上に」




「う〜ん、行ってみるか」





「そこの石段を登るか??」





そこは先ほどTONKYさんとケンチャンが口を揃えて居たと言っていた所。






さすがにここは遠回りを選んだ。






我々は国道沿いに戻ると更に上にある侵入口を目指した。






今夜の月は大きくあいのり温泉を明るく照らし出している。







そこからすぐの所にそれはあった。







先程も私が来たのであるが車庫に明かりが。







電気が通っているはずはない。







しかし明かりが見える。












「なんだ??あの明かりは??」










「街灯じゃないのか??」









「それはあり得ん、俺がさっき来た時にはなかったからな」








「月明かりにしてはおかしいんだよな」










「しかし電気がついているはずがなかろう」












我々はさらに一歩、近付いてみる。










月の明かりらしい。









屋根の一部が光って見えていたのである。








そこから遠巻きに写真撮影。










「って言うかなんか聞こえない??」








「いやなんも」








私の耳にはなにやら聞こえる。









なにか蠢いているような音である。
























「ここから先に行ってみる勇気はあるか??」





























「あぁ、大丈夫だ。




























ちゃんと写しておいてやるから」















「俺が突入かよ!!」











しかしそんな事は私には出来なかった。










ここは一旦退却。











そこから更に新館入口へと向かう。










「おやこんなところに階段が」










「侵入経路か??」











「いや川沿いに下る階段らしい」













「なんかバイオハザードって感じだな」
















「ウェスカー....ウェスカー」






















立ち入り禁止の看板を改めて読んでみる。


















「害獣防止用に電気を通している場所があるらしいな、勝手に入らないで下さいって書いてるよ。




























まぁ





















ここにも害獣がいるがな
       
















「俺か??俺の事なのか??」











またしてもバリケードを乗り越え、我々は新館敷地に突入。








新館内部までは侵入しないまでも辺りを撮影。

















事故があったと噂のウォーターコースターが近くに見えるのでそれを撮影。







しかし暗い。









マグライトで照らしながらの撮影。









ここでも、、、、









「やっぱりおかしな声とかしない??」







「いやしないな」








私の耳にはざわついている感じに聞こえる。









おそらくは女の人が。









見えないが物凄く感じるし、なにか聞こえる。









「しかし暗いな、うまくシャッターが切れん」










そこにTONKYさんとケンチャンが遠くからライトで照らしてくれる。









「おぉ、希望の光が」










あらかた撮影し終えると我々はTONKYさん達に合流。











2時に到着しロケをし始めたがすでに時刻は4時近く。










夜の闇も引き下がり朝焼けに染まって来る。













「ここまでくれば嫌な雰囲気も消えてくるな」










「やっぱり夜って見えやすいもんなんですか??」









「大体、夜。昼でも見えるとこもあるけどね」








「今回は撮り尽くしたな、200枚は行ったぞ」










「おぉ、大台だな」











「今回は検証が楽しみだ」










「おや??もう帰る気しているのか??」










「、、、、、へっ?」










「まさかな、まだ隊長の根性見せてもらってなかったな」










「い...いや、デジカメのバッテリーが切れかけてて」









「工事が始まればもうここに来て調査する事はできないだろうな」









(痛っ!!なんか、し、、視線が痛い)






(TONKYさんを見てみろ)























かなりこちらを見ています。










































(やっぱ、行ってこないとまずいかな??視線が痛いんだけど







(やばいだろ、師匠が言っているんだから)



















あの3階辺りから誰か手を振ってくれないかなぁ」


























(痛い、視線が痛いよ)









(ここは覚悟を決めて行って来い!!骨は拾ってやる)









「でもあそこの窓、ガラス割れてるんじゃない。落とされると思うよ」








と奥さん。









「落とされるって??霊に??」








無言で頷くTONKYさん。














「そんな危険な所に僕を送り込もうと??」














やはり無言で頷くTONKYさん



                    








(視線が痛い、行って来いって言ってるよ)











「あれ??あそこから湯気が立っている」










「おぉ、あそこが噂の温泉なのかもな」









「出来ればあそこまで行きたかったが」











「ん??まだ間に合うぞ」















(、、、、FANCY、お前が行けよ)









(ここは総帥自らだろ)








(俺がいなくなったらサイコ☆クラッシャーどうすんだよ)







(大丈夫、俺が受け継いでやるから安心して逝ってくれ)







(お前に勤まるのか??)






(うーん、、、、

















無理だったら





















閉鎖!?)















(閉鎖すんのかよ!!)











「今回はこの辺にしとくか」











(た、助かった)















「んで来週はどこ??」


            










(ヒィィィィ)











上北でも慰霊の森でもいいぞ」







「あ、あの、、、








検証とかありますんで次回は未定と言う事で.......
























「、、、、、!!!!!!!!」
























(視線が刺さっているよ)







「なら次回また企画と言う事で」












朝焼けに染まるあいのり温泉を尻目に我々は今回のロケを無事に終わらせることに成功した。





今までにない恐怖のため我々サイコ☆クラッシャーとしては不甲斐無いロケになってしまったのではないだろうか??





しかし本当に恐かった。







終わった後のケンチャン。




もうぐったり。













帰りは具合悪くて寝てました。




やはり霊を見た後は体に来るらしい。





腰やら何やら痛かったみたいである。













終わった後のALEX談。





新館突入後、吐き気がしたそうでぐったりしていたのはそのせいらしい。




今までは何も感じない我々であるがある程度の能力はあることが判明。














私としてはもう少し突入しておくべきだったのではないかと今でも心残り。





今となってはあとの祭りであるが。





しかしラップ音と言う貴重な体験が出来ただけでも今回は満足である。



















P S Y C H O K R U S H E R : H O R R O R
恐怖新聞 5th シーズンス#04:あいのり温泉"special thanks to Mr.tonky!"
                     THE END


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