P S Y C H O K R U S H E R - H O R R O R ! 恐怖新聞 5th シーズンス

#05:慰霊の森




act:04










道路を隔て、そこは岩手最大の心霊スポット慰霊の森。












ついに到着した我々PSYCHOKRUSHERとtonkyさん。

そして、今回は下閉伊さんも同行と言う豪華キャスト。

が、まだ下閉伊さんが現場に到着していない。

下閉伊さんと連絡を取るtonkyさん。


















そして、おもむろに服を脱ぎはじめるFANCY伊藤。










「おい、こら。脱ぐのは俺の特権だぞ」

「ハハハ、悪ぃ悪ぃ、ほら今回は気合い入れる為に着替えんとな」









我々がバカ話に花を咲かせまくっていたこの間、奇妙な現象がtonkyさんを襲っていた。








「やっぱりここ携帯おかしくなるな、、、ほら、さっきまで充電満タンだったのに今は
電源すら入らん。こっちの携帯は圏外だし




キャリアが違う携帯だがどちらも不調。





ALEXとFANCY伊藤の携帯はと言えば、






絶好調だし。






ビンビン に立っている。

もちろんアンテナがね。








霊への影響力の違いか、知能指数の違いかはさておき、そうこうしてる内に下閉伊さんも現場に到着。






tonkyさんの一言で行動開始。




「さて、行きますか」



「えぇ、行ってしまいましょう」




「、、、、、」

「、、、、、」(ワクワク












「、、、、、」

「、、、、、」(ワクワク















「、、、、、」

「、、、、、」(ワクワク
















「、、、、、」

「、、、、、」(ワクワク
















「、、、、、」









「、、、、、ん?」











妙な雰囲気を感じたALEXとFANCY伊藤がお互い顔を見合わせる。















(もしかしてさ、お前の車で行くんじゃね〜のか?)

(やっぱりALEXもそう思う?俺も3回目あたりで気づいた)

(だってよ、二人ともしっかり車のドア閉めてんじゃん。全開になってんのスーパーローレル号しかないぞ)

(、、、、だよな)







           沈 黙 








「さ、さぁ、行きましょう!」

「ささ、狭苦しいですがズズィとお乗り下さい」

「おっ?そう?悪いねぇ〜」

「いやぁ〜さすが太っ腹PSYCHOKRUSHER」

「いえいえ、お二人には世話になってますからこれ位どうって事ないっスョ





恥ずかし気もなくヤンキー口調。リーゼント風味。







「ハハハ、そうだよな。それに自分の車に
変なモン憑けたくないしな」




「ハハハ、、、えっ?
今何て言いました?



「ハハハ、気にしないのが男ってモンだ」




「まぁ、いいじゃないかFANCY君、
どうせ君の車だし



「他人事だと思って軽く言いやがって!」



「まぁまぁ、どうせ君の車には スペルマ とか 精子 とかたくさん付いてるんだから







得体の知れない霊よりも






君自身(精子) 水子の心配 でもしていなさい」






「って言うか スペルマ も 精子 も一緒だろ」



「って事で行きましょう、tonkyさん、下閉伊さん」








強引に話を切り上げサクサクと乗車。

慰霊の森入り口と書かれた看板から奥に入っていく。

ここからどれ位なのか見当もつかない我々。

何せ初めて来たわけでどんな場所かも全然知らないし。











とりあえず、きれいに鋪装された道路を颯爽と登るローレル号。













何の変哲もないタダの山道の様だ。

ただただ坂道を登るローレル号。





「どこらへんなんですか?」

「行けば分かるよ、多分

「えっ?今、多分って言いました?」

「だって俺が来た時は真冬だったし」<http://shinrei.jungleboots.org/>

「とりあえず看板とかあるっしょ」







慰霊の森へは途中から徒歩と言うのは知っていたわけだが、どこから登れば良いのか知らない我々。

行けばあるだろう〜位の勢いでさらに坂道を登る。








運転席に座るFANCY伊藤と助手席に座るALEX。

そして、後部座席にお二人。






ガ タ ガ タ ガ タ ガ タ

「、、、、、」

「、、、、、」

「、、、、、」

「、、、、、」










ガ タ ガ タ ガ タ ガ タ

「、、、、、」

「、、、、、」

「、、、、、」

「、、、、、」










ガ タ ガ タ ガ タ ガ タ

「、、、、、」

「、、、、、」










ガ タ ガ タ ガ タ ガ タ

「、、、、、」

「、、、、、」










ガ タ ガ タ ガ タ ガ タ ガ タ ガ タ ガ タ ガ タ ガ タ ガ タ ガ タ ガ タ












ガ タ ガ タ ガ タ ガ タ

(な、、、なんか山って感じだな?




ガ タ ガ タ ガ タ ガ タ

(って言うか明らかに山だろ、、、)




ガ タ ガ タ ガ タ ガ タ

(随分と慰霊の森ってのは廃れた所にあるんだな、、、)




ガ タ ガ タ ガ タ ガ タ

(俺等が知らなすぎんじゃね〜のか?これで案外普通なんじゃないのか?)




ガ タ ガ タ ガ タ ガ タ

(って言うかこれはあんまりだろ、、、車すれ違えないんだけど、、、)




ガ タ ガ タ ガ タ ガ タ

(でも後ろの二人、特に何も言ってないぞ、、、)




ガ タ ガ タ ガ タ ガ タ

(確かに、、、このまま行ってみるか、、、)




ガ タ ガ タ ガ タ ガ タ

(あぁ、、、)





そんな小声の会話も悟られずしばらく行くと、






ガ コ ン ガ コ ン ガ コ ン ガ コ ン

車が大きく上下する程の悪路。

スーパーローレル号の腹突きまくり。



<はるばる来たぜ慰霊の森?? ムービー>> 1.3M>





(お、おい、本当に大丈夫なのか?)






ガ コ ン ガ コ ン ガ コ ン ガ コ ン

(お、俺に聞くなって!)






ガ コ ン ガ コ ン ガ コ ン ガ コ ン

(俺が言ってんのは 車の事 だよ!)





ガ コ ン ガ コ ン ガ コ ン ガ コ ン

(尚更俺に聞くな!)




ガ コ ン ガ コ ン ガ コ ン ガ コ ン

(そ、それもそうだな)




ガ コ ン ガ コ ン ガ コ ン ガ コ ン

(乗り上げたら動けなくなるな)




ガ コ ン ガ コ ン ガ コ ン ガ コ ン

(そん時は捨てて帰ろう)







そんな話しをしていると

(あぁ!?)

(えっ?)













(オイ、何か明らかに
行き止まり』って感じムンムンじゃないか?

(俺に言うなよ!)

(と、とりあえず二人の出方をみよう、、、)

(あぁ、、、)







「な、何か、行き止まりっぽいですね」

「ん〜?なんかそうみたいだな〜」

「ど、どうしましょう?」

「とりあえず降りて徒歩」

「えっ!?あっ、あぁ、歩きですね」

「ははは、総帥はキツいね〜」

「いえいえ、自分全然大丈夫っす」特攻の拓風味





とりあえずトラックの後ろに車を半ば強引に駐車。

はたから見れば 駐車 と言うよりも 放置 と言った方が近いけど。









先程車を駐車した炭焼き小屋を横目に奥に奥に入っていく我々。

あそこにオッサンのトラックが止まっていなかったらもう少し上まで来れたかも知れない。

来れたかも知れないが、戻ってこれたかは今でも疑問。













次第に道も狭くなり、両側の木や雑草が我々の行く手を阻むようになってくる。

「何かさ、ここ沢っぽいね」

「そうですね、砂利の感じが」

「えぇ〜」

「えぇ〜」

相づちを都合よく打ちつつ話しを合わせる我々。

炭焼き小屋から数分も歩いただろうか。















明らかすぎる程、誰が見ても行き止まり。

木とか倒れてるし。




これ以上は行っても草むらに突っ込むだけだと思うALEX。

だがここまで来て未調査にするわけにもいかないし。

と、言う事でFANCY伊藤が状況を確認しに行ってみる。





「おぉ〜い、どう?」

「えぇ〜っとね、行き止まり」

「ははは、やっぱり?」




そそくさと戻ってくるFANCY伊藤。




「やはり行き止まりのようです、、、」

「どこが入り口だろうな」

「とりあえず戻ってみましょうか?」

「そうですね」







登った沢を再び下る我々4人。









とりあえず車まで戻ってきた我々。





「どうしましょう?」



「とりあえず下に下りてみるか」



「そうですね」



「まぁ全然関係ないけどさっきの
行き止まりの草むらの中に1人いたよ






「へぇ〜って
 え!? な、何が?」





「霊が。こっち見てたよ。さすがにこの一帯はヤバイよ。

機体が落ちた場所を慰霊碑として奉ってるけど実際はそこいら中に人が落ちたはずだから。

ドコに霊が出てもおかしくないって」




「そうそう、特にここら辺の山ん中なんてバラバラと落ちてきたはずだしね





「えっ?じゃぁ俺ってもしかして自分から幽霊さんに近付いてったって事ですか?」





「まぁ、結果そうなるな」





「ギャハハハ、さすが書記長」





「関係ねぇ〜だろ、書記とは」




改めて事故の悲惨さを痛感したわけだが、来たからには慰霊碑まで行かなければならない。

車をバックさせ来た道を戻る。










しばらくすると再び舗装道路に出た。








そしてフト横を見ると






「あっ、、、、、、






あった、、、、風? みたいな?」









「ホントだ」











そこには、あっけない程道ばたに入り口があった。

4人もいて、この存在に気づかなかった事自体ミステリー



何とかかんとか、やっとこさ本当の入り口に辿り着いた我々4人であった。






しかし、、、、この後、真の恐怖が我々を襲うとはこの時誰も知る由もなかったのだが、、、、、。








act 05へ続く

       熱意執筆中!




テキストランキング
<お楽しみいただけましたら投票して>

感想は立寄り板までどうぞ


#05:慰霊の森