H O R R O R ! 恐怖新聞 5th シーズンス

#03:廃校跡

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act.01



昨年の冬、我々サイコ☆クラッシャーが日頃何かと世話になってるM氏からこんな地元情報をメールにていただいた。







ちょっと思い出した話。

坂本小の横に先生の宿直室があったのね。

たぶん今もあるけど。

そこで、昔首吊りした先生がいたらしいの。

それから、封鎖されてたんだけど、6年前かな?学校の隣の人が近くの神社の神主さんだったんだけど、自殺したのね。

学校の裏の川で入水自殺!

んで警察の話によると、雪についてた足跡が

そこの宿直室の周りをグルグル回って付いてたって話らしいんだよね〜。

ついでに奥さんの話だと、

「毎晩夫が夢で首吊って死ぬ夢を見る」

って悩んでたって。

その神主さん、地元の消防団に入ってて、

先生の死体下ろしたの一人だったらしく生前その事をかなり気にしてたらしい。

後半ね足跡辺りからは、ウチの母親がこの前何回忌だかに呼ばれて行って仕入れて来た情報です。







生々しい話ではあるが、季節は冬。











サイコ☆クラッシャー


















熊   





かって位の冬眠時期。









本部備え付けの






超極秘調査予定表
          <トップシークレット><持ち出し禁止>
























にはリストアップしていたが動くに動けなかったのである。





そしてサイコ☆クラッシャーも長い眠りから醒め、




FANCY伊藤曰く



『エキサイティングに〜』



と言うスローガンの元アクティブに活動を再開した。












2003年5月25日19:45

『今夜あたり軽くロケする気はあるか?』









こんなメールが何の前触れもなくFANCY伊藤から届く。






しばしモニターとにらめっこをしていた私。







カタカタとキーボードを叩く










2003年5月25日19:49


















『あぶ』










2003年5月25日19:50



『どっちだよ!ゴルァ』




2003年5月25日19:51



『まぁ、




あると言えばある




様な気もしない事もない気もしない






事がない気もないがしない事もない』



2003年5月25日19:53



『アホか。んじゃ決定な』







一方的にメールを止められた感も否めない私であったが





シブシブ承諾。










そして数時間後。




2003年5月26日0:05


『今から行くがなにか欲しいか?』



2003年5月26日0:06



『えっ?何しに来るの?』


2003年5月26日0:08



『ロケするって言っただろ!ボケ!』



2003年5月26日0:09



『あぁ、、、そんな話もあったっけか(゜Д゜) 』



2003年5月26日0:11



『忘れてんじゃねー!ゴルァ!んで何かいるものは?』



2003年5月26日0:13







『愛』








2003年5月26日0:14















『飯島愛か?』









2003年5月26日0:15










『そんな「廃れAV女優」いらん』






2003年5月26日0:16



『ならコーヒーな』




2003年5月26日0:17



『了解』








それから数分後。




「お疲れぇ〜」



熱心にエロサイトを閲覧中の私の、至福の一時を邪魔するかの様にFANCY伊藤が本部のドアを開け入って来た。


「おっ、お疲れ〜」


「いやぁ〜疲れた疲れた」



「んでさ、今日ドコ行くの?」



「ドコにするよ?俺も決めてないんだよね」




「ダメじゃん。



そんないい加減で



サイコ☆クラッシャーが



勤まると思ってんのか?」




「忘れてた奴に言われたくない言葉だな」





「....」






「まぁ、それはさておき、んでどうする?」




「どうするのよ?







えっ?






書記長」























「書記長か、、、、」






「あぁ、今や立派な書記長だろ、お前かキム・ジョンイルかって位」











「でも、、、書記官がいない書記長も俺位だろ」





「まぁな」


しばし淋しい空気が我々を包んだ、、、、。








フト目についた本部備え付け超極秘調査予定表。





「あっ、それに付いてる坂本小学校跡地なんてどうよ?」




「あぁ、いいかもな。地元だし」




「妙な曰くもあったし良いんじゃないか」




「それじゃぁ今年初の地元ロケは小学校跡地にしますか」




「しますか」






行き先もサクサクと決定し早速準備に取りかかる。





「やっぱりさぁ、地元だしバリっとして行きたひ」


「バリっと?例えば?」






「ヘルメット被ったり」







「それこそ






最高潮に





無駄だな」










「でもほらスワットは被ってるじゃん」







「スワットと一緒にすんな」










「でもほら特殊部隊って辺りでは同類だし








「よく恥ずかしくもなく同類なんて言葉言えたモンだな」







「でもほら特殊部隊をメインにしてるわけだし








「お前のは











明らかに




コスプレだろ」










THE☆同類 コスプレイヤーズ













「あっ、、、、、







あぁ〜ぁ、、、、







言っちゃった、、、、」











「、、、、あっ、悪ぃ、、、、





すこしばかり言い過ぎた感も否めない」










「、、、、、、、あっ、い、いいよ、ほら、、、事実だしさ」








等と、再び少々淋しい空気に包まれながらも準備を開始。






私のスワット仕様ヘルメットも見事に却下され、しぶしぶそのままの服装で行く事に。





今回の持ち物は


デジカメ+マグライト


のみ。




非常に淋しい装備での出発となった。






「さぁーて、いっちょ行ってくるかぁー!」





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