H O R R O R ! 恐怖新聞 5th シーズンス

#04:あいのり温泉

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act.03
















辺りには畑と山しか見えない。











電波状態も悪い。

















我々の携帯はすでに圏外である。



























田子町はそんな不便な町であった。























「こんなところで事故らないでくれよ」





















「携帯も圏外だしね」

























「任せておいてくれよ。









それとも俺の運転技術を信頼していないとでも??」


















「あぁ、信頼はしていないぞ」















「し、、、失敬な」





















「今回の誤算は君に運転手をさせた事だと思っているからな」





















そこまで言うか、この男は。







「おや?ケンチャンの様子がおかしいではないか??」






「後部座席って酔うね」










「窓を開けて外の空気を吸った方がいいよ」











「ケンチャンまで私の運転に痺れっぱなしだね」













「酔ったっつってんじゃん!!」















まぁ外の空気でも吸ってみて。













田子町の大自然の空気でも。
























ニンニクの臭いするから。












「ニンニク?!」


















「いくら田子町がニンニクの名産地でもそりゃないだろ













、、、って、






ウ"ッ











目が、、、目がぁぁー!!」





まるでムスカ。





空気すらニンニクエキスを含んでいて目に染みる。








「だろ、ニンニクだらけの町、、、、












聞いた話だと
吸血鬼から町を守る為にニンニクを栽培しているらしいぞ」










「またそんな下らん話を仕入れてきやがって」










「どれどれ」












ケンチャンも窓を全開にしてみるが
















「全然しないよ」





















「鼻詰まってるんじゃない??」

















「そうなのかなぁ」















「田子町と言えばニンニク。










ニンニクと言えば田子町と言うくらいだよ」













「そんなに有名なの??」












「もうサイコ☆クラッシャーが心霊サイトと言うくらいだろ」










「それマイナーだろ」












「ほら見ろよ、辺りに見える看板を」
















「農薬の看板ばっかだな」
















「それだけニンニクに命を懸けているんだよ」


http://www.net.pref.aomori.jp/takko/【田子町ホームページへようこそ!】
                     (かなり命かけてます)










「そうなのか??、、、ん??














除草剤、、、
















一徹??」















「ギャハハ!!それって星一徹から取ったのかな??」































  野菜と果樹の病気に【一徹・レギュラー】

  草花や花木の病気に【一徹・スーパー】
















「そうだろー!なんか効きそうな名前だな」




























「それだったらジェノサイドとかの方が効きそうだろ」



























「危険な名前だな、それ。












だったら

































プルトニウム2003
















とかの方が効きそうだろ」

 





























 







































「やばいだろ、それ」























「農薬散布後300年は草が生えない」






















「それはもう本来の農薬の役目を果たしてないな。





そんなとこじゃ野菜は作れんだろ」














相変わらずのバカ話しを繰り広げ、我々は更に北上して行く。

























「ところで今回はTONKYさんも来るんだよね」










「あぁ、2時に待ち合わせだよ」













「どんな人??」











「ここであった事あるのは俺だけか」












「いや、私は大体の見当を付けているが」
















「ほほぅ〜どんな??」














「ALEXがあったって言った時に聞いた話から、、、















多分、















私の想像では、















稲中に出て来る住職みたいな人だな」




































【『行け!稲中卓球部』KC9より】

















「恐っ!!」












「いや意外に普通の人だよ」















「これで我々が遅刻した日には恐ろしい事が」









「大体にしてどっからそんなイメージが付いたんだよ」










「いやわからんがALEXの説明を聞いてそう思った












金のネックレスしていて










サングラスをかけて











パンチがかかった人って言ってたろ」






















































「THE☆ヤクザ??」







「そんな事言ってねーよ!!!


だから俺は普通の人だって言ったじゃん」









額に冷や汗を滲ませながらの弁解。












「それはまずいいんだが、こないだTONKYさんのサイト見たんだよ。








あいのり温泉の事前知識を仕入れとこうと思って」























「それで??













「次に来る時は














霊感ない人と来たい




って書いてあった」














「ん?







ちょっと待った。













もしかして俺等の事か?













「まさに鉄砲玉だな」













「出て来たら幹部候補だな」













「しかし危惧する所が一つ、、、」








「なんだ??」













「さて、WEBで公開した。














もちろんtonkyさんがな。

















んで
















良いところ全部TONKYさんに取られたらどうする??」

















「師匠のサイトで








ウチの突撃部隊



ですみたいにか??





でも師匠のとこで使ってもらえるなら別にいいかな」










「いやそれどころか














サイコ☆クラッシャーの




















サの字も出なかったら??」















「、、、それキッツイなぁ」










「全部俺1人でやってきました、、、みたいな」























「それは良いとこ取られ過ぎだろ」










「更には











無断リンクお断り
















もしくは
















相互リンクした憶えはないのでリンクを消して下さい






とか」













「悲しいな、って大丈夫だってそんな人ではないから、、、多分」
















「次のカキコん時に


































『初めまして』












から始まったり、、、」

















「う、、、うわぁ、、、、」















やがて我々の目の前の道がなんと二つに分かれているのであった。







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註:作品中の内容は、あくまでも我々の会話の話です。師匠は素晴らしい人です。
  また、画像もあくまでイメージです。実際の師匠は男前です。

S P E C I A L - T H A N K S - T O :TONKY師匠
http://shinrei.jungleboots.org/【北海道東北心霊話】